
現在の仕事のテーマは、いかに小規模でありながら、豊かな空間をつくるか。
無駄な空間を削ぎ落し、同時に豊かさにつながる余白を考える。
無駄と余白は似て非なるもの。
余白を無駄と考えると、窮屈な空間になってしまいます。
また、無駄を省けば建設費用の削減になります。
小規模な住宅となると、このバランスがとても大事だと思います。
今はこのテーマに四苦八苦していますが、考えたプランの中には
プロトタイプに出来そうなものもいくつかあります。
小さいながらも豊かな空間が出来れば、建設費用の削減、
維持費の削減にもなり、環境とお財布に優しい家が出来上がる。
そして建てるその時の価値観だけではなく、将来の趣向の変化も
考えた意匠を考慮することにより、永く愛着を持てる家を造ることが
出来るのかもしれません。