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寒さが緩んで雨が降ったと思ったら、冷え込んで雪が降る。

そんなお天気が続いています。体調管理が大変な気候です。

今年2回目の風邪を引いてしまい、鼻から目にかけてショボショボな日々。


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お引渡し後5年経ったお客様から「犬が家を破壊してしまいました」との連絡をいただき、早速補修へ。

上は栗の無垢材でつくった造作テレビボード。厚さ3センチの板を見事に噛んでいました。

下は杉の窓枠。こちらもカミカミしちゃってました。聞けば、お隣の屋根から落ちた雪の音に

ビックリしたらしく、1階で仕事していたお客様が犬の様子を見に行くと、このような

状況になっていたそうです。


栗の無垢材は、噛まれた箇所を違和感が極力出ないように削り、塗装をかけて対処。

窓枠は一度全て外して新しくはめ込みました。壁も少し削れていたのでパテで埋めて

塗り壁を塗って補修。

木の塗料、塗り壁材は工事で余ったものをお客様に渡していたので、材料は買わずに済み、

栗板は厚さがあったので削って対処。材料代が掛かったのは窓枠の杉材だけでした。


ボクは出来るだけ無垢材を提案していますが、その表情や触り心地、そして経年変化といった

お勧め要素に加え、更には汎用品としての補修のし易さ、という利点もあるからです。

自然素材とは、特別な材料ではなく、いつでも手に入る。そして、ちょっとしたメンテナンスや

模様替えはご自身で出来る。家と永くつきあっていくには非常に重要な要素だと思います。
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今回の当事者は、反省しているのかいないのか。。でも、もし聞ける事が出来たなら、きっと

「無垢材はなかなか良い噛み心地でしたよ」と言ってくれると思います。。
by gda-314 | 2014-02-03 23:21 | 建築 | Comments(0)
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