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初冬

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晩秋漂う八幡平です。

先週、八幡平から見る岩手山は頂上付近が雪化粧していました。

アスピーテラインも夜間通行止めが始まり、いよいよ冬の到来を感じます。
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こちらは沿岸からの帰りに撮った浪板海岸。快晴の絶景に思わず撮影しましたが、

かつての砂浜、松林はありません。最近知った事ですが、釜石や塩釜といった「釜」がつく地名、

実は過去に津波で釜状に浸食された事から「釜」を使うようになったという説があるそうです。

過去を知る上で地名は非常に大事だな、と感じます。同じく広島の土砂災害に遭った地域も

かつては蛇が悪さをする、という意味の地名だったそうですが、次第に違う漢字が充てがわれ、

災害が起こった過去が忘れられた、という事のようです。



時期的な要因からか、薪ストーブのお問い合わせが増えてきております。

タイミング良く先日、長野からはるばる当社が代理店をしています「モキ製作所」さんが

いらっしゃいまして、様々お話をさせていただきました。

中でも共感したのが「火育」という考え。

最近の住宅は調理も暖房も「火」を排除してきました。いつの日からか、「火」は悪者扱いされ、

危険で空気も汚してしまい、現在の住宅には合わない、と決めつけられてきました。

実は当社、オール電化の施工は1つも無いんです。むしろ、薪ストーブやガスコンロ、そして

インテリアも兼ねてアラジンストーブなどを積極的に勧めてきました。

危険と言っても、1つの可能性に過ぎず、使い方さえ間違わなければ「火」は心を豊かにして

くれると考えます。

そんな「モキ製作所」さんが持参した大人の男の火遊び道具をモニターとして購入しました。
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その名も「俺のかまど」

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梱包を開けると、ストーブ、煙突、そして1号羽釜が入っています。
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実はこれ、組み立て式です。薪ストーブで組み立て式というのも珍しいですが、大掛かりな

ものではなく、むしろこのストーブの構成を理解する上でも楽しく、20分程度で組み立てられます。
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早速試運転。安定運転になると煙が殆ど目立たなくなります。

手前の蓋を取って釜をセットし、薪を焚けばご飯が炊けますし、ストーブの上蓋全体を取って

網をのせて炭を熾せばバーベキューコンロになります。

とても小さいので落ち運びも出来ますし、ちょっとだけ何か焼いて食べたいな、という時にも

重宝します。以前当社でご購入いただいたお客様は、お孫さんに釜のご飯を焚いて欲しいと

頻繁に頼まれるので出番が多い、という嬉しい声もいただきました。

モキ製作所さんの燃焼哲学はこのような小さなストーブにも取り入れられており、煙が

少なく、そして気軽に、お手軽に「火」を楽しんで欲しい、という気持ちが商品に表れています。

薪ストーブの購入をお考えの方にも、最初のアプローチとしてお勧めします。

ちなみにこちらは36,900円(税別)でお求めいただけます。
by gda-314 | 2014-10-21 18:20 | photo sketch | Comments(0)
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