小さなLEDライトを灯す寝室。観葉植物を下から照らし、その陰が天井に映っていました。
学校や職場は陰が出来ないように、蛍光灯で隈無く明るくしますが、リラックスする自宅では
このような陰が出来る照明も良いのではないでしょうか。
最近買う本は建築の専門書より美術芸術系の本が多いです。
題名と装丁から購入したこの本。様々な骨董コレクションが載っていてとても面白いです。
建築には様々な分野の文化、芸術に精通していることが必要だ、と言われています。
その知識が建築を想像する上での発想の礎、或は引き出しになるからとの事です。
さらにいろんな空間に身を置いて、その空間を体感することも非常に大事であると思います。
光の差し方、風の抜け方、日中なのに薄暗い落ち着く場など、身近な空間にも様々な
学ぶべき要素があります。そう考えるとボクが朝日や夕日が好きなのも、ドラマティックな
光の差し方が好きだから、また住宅の意匠をその時の価値観だけで決めないのも、建築という
永い時間軸の中では奇抜さやオシャレさといったその時間軸に耐えられない、消費財としての
要素を排除したい、との考えがあるからだと思います。
家の「形の素」を考えた場合、そこには自ずと見えてくる形があると思います。