プランニングを始めると、テーブルはたちまち乱雑になります。
かろうじてコーヒーだけは置けるスペースを確保して、エスキースを並べます。
自分でボツと判断したプランでも、部分的には使いたい配列があったりするので、それぞれを
良く見ながらプランニングします。すべての良いとこ取り、というわけにはいきませんが、
こんな行ったり来たりを繰り返して、やっと1つのプランが生まれます。
建て売りにはない、このワクワク感。まるで自分がお客様の家に住んでいるように頭の中で
空間を疑似体験(或は妄想)しながらのプランニングは楽しく、この仕事の特権と言えますね。
まぁ、ワクワク以上に、毎度「果たして自分に良いプランが浮かぶだろうか」というドキドキの方が勝っていますけど。。
プランニングの要はボクの場合、お客様の要望が、自分の頭の中でイメージとして生き生きと浮かび上がってくるか
どうかにかかってきます。それが浮かぶまでは、どんなに机にしがみついて鉛筆を動かしても良いプランは出てこないです。
ネットで家が買える時代ですが、オーダーメイドの住宅はコミュニケーションを密にして、どれだけお客様の心に響く
プランをつくれるか、が重要だと考えています。
プランニングで使う文房具はいつの間にかSTAEDTLERで統一されました。
他にも親友からいただいたLAMYもあり、それは事務仕事に使用。
そして、契約などの重要な書類にはMONT BLANCを使用します。お客様との契約時、土地契約の立ち会い時、
そんな大一番の署名にサッとMONT BLANCをお貸しすると、結構喜ばれます。
大事な署名には、やはりそれなりの文房具を使いたいものです。