5月といえば快適で過ごしやすい時期という印象がありますが、近年は冬に逆戻りしたような寒さだったり、
はたまた夏のように半袖でも汗ばむような暑さだったりします。
春と秋という、快適な時期が年々減ってきているように感じるのは気のせいでしょうか。
さて、T様邸はフラット35の検査と気密測定を行いました。
当社では気密測定は完成後に行います。施工途中だと本来あるべき開口がまだ施工されていなかったり
するので、限りなく実生活に即した形での試験を行います。
UA値は計算値であるため、お金を掛けて断熱材の厚さを増したり、窓をより性能の良いものにすると
値は良くなります。
それに比べてC値は施工の具合を確認するものなので、金額に比例するとは限らないわけです。
施工の手間、行き届いた管理、そして真心で値は決まると思っています。
今回の結果は当社が目標とする数値にわずかですが0,1及びませんでした。
調査会社さんからは「完成後の検査で、床断熱。素晴らしい結果だと思いますよ」と励まされました。
原因となった箇所は判明したので、すぐに対応。低温度の温水で暖めるパネルヒーターで十二分に暖かさを
実感出来ます。
次世代省エネ基準の2,0㎠/㎡という数値は緩い基準であると思います。
普通に、真面目につくると自ずと数値は2,0以下になります。断熱材やサッシを高性能にしてもC値が
良くなければあちこちから漏れてしまうので断熱材の力が充分発揮されなくなります。
性能重視ではない方でも、耐久性や省エネの観点から、気密測定を行う事をお勧めします。