とあるディーラーを訪ねた際、新車の開発の時のデザインについて、
その担当者の考えが書かれた雑誌が置かれていたので拝見しました。
ボクの考えることに非常に近くて共感したとともに、最近の成功の理由がわかったような気がしました。
「高級な物や上質な物には本当に良いものを長く愛せる普遍的な美しさが必要」
高級を高価と読み替えると住宅にも当てはまります。
「見たこともないような奇抜なグラフィックによってアイキャッチとしての新しい
デザインを生み出すことはできるが、単に目新しさを狙ったデザインでは時を超えて愛されていく
デザインにはならない」
「時の流れに左右されることのない美しさ」
「装飾性に頼ることなく、基本のフォルムをしっかりと磨き上げること」
「装飾に頼らないシンプルな美しさを磨く=深化」
「日本固有の美意識、引き算の美」
車よりも長くつきあう建築にこそ、これらの想いを大事にしていかなければいけないと考えます。