
現場が終わるころにはすっかり日が暮れるようになりました。
最近は良いお天気が続き、月の灯りが明るく感じます。

K様邸は壁の仕上げ。
今回は卵の殻が入った漆喰を塗ります。
パッと見は白ですが、良く見ると赤卵の色が細かく鏤められています。
K様邸ではビニールクロスを貼る場所は無く、
床は無垢のフロア、畳。
壁は漆喰、シナベニヤ、桐ベニヤ。
天井は青森ヒバ、レッドシダーで仕上げます。
材料の持つ吸放湿性能で快適な室内環境が整うことを期待します。
仕上げ材で湿気調整なんてできるもんじゃない、なんて言う評論家様もいるようですが、
例えば畳は1枚で500mL分の水分を吸放湿出来ます。
フローリングも無垢材であれば同じように作用してくれます。
そのような方には是非、ヨーロッパ旅行よりも日本の古民家に滞在して
体感していただきたいと思います。

メインの部屋は勾配天井。大きな家なので水上ではほぼ2階建ての高さ
となるため、これから内部に足場を組んで漆喰を塗っていきます。