
紅葉が枯葉になりつつある八幡平別荘地です。
朝夕の寒さに加え、日中の寒さも堪えるようになってきました。

と思っていたら、岩手山の頂上付近が白くなっていました。
頂の白、中腹の紅葉、そして麓の緑。
季節の移り変わりがグラデーションでわかります。

工事もいよいよ佳境のK様邸。

下塗りが終わり、仕上がった漆喰。
左官屋さんの鏝さばきに見とれながら、その進捗具合を確認。
建築の職人の高齢化は、どの分野でも深刻です。
今回塗っていただいている職人さんたちも60代から70代。
大ベテランなので仕事は素晴らしく、また年齢を感じさせない仕事ぶりで、
頼もしい反面、この次を担う世代は30代だそうです。
うまくバトンタッチできればと思います。

玄関土間にはPSさんの除湿型放射冷暖房パネルが、土間から2階の床までそびえ立っています。
温風で不快にならないよう、そして建築で調湿をある程度担い、足りない分を補うように
設置しました。
トイレの壁1面に、湿気吸収と消臭効果のあるタイルを張りました。
その効果と共に、落ち着きのある雰囲気を演出するよう、スレートの色を選択。

お風呂の床はサーモタイル。腰壁と浴槽内は十和田石。
壁と天井には青森ヒバを張りました。広々と、足を伸ばして入浴していただけます。
今回も大々的な宣伝はしませんが、完成見学会を開催させていただく予定です。
平準化、効率化、住宅会社のアイコンとなるように仕向けられたデザイン。
そういったものと無縁で対極にある当社の家づくりをご覧いただけたらと思います。