絵からして頼りになりそうな耐震壁。
耐震壁はいくつか種類がありますが、耐震以外の機能も加味して、弊社ではこれを採用しています。
今年になって供給が不安定になった時期もありましたが、やはりこれが一番だと思います。
ベニヤを張る方法も主にツーバイフォー工法で採用されていますが、現在の弊社の断熱材、
壁の考え方を加味すると、透湿係数がほとんど無いベニヤは現在採用していません。
西面に、高めに設置された窓からは南昌山が望めます。
道路から家の中は見られずに景色を楽しめる。S様邸は視界が遠く開けるのは道路に面する
西側だったので、西日対策とプライバシーであまり大きな窓を設置しませんでしたが、
想定通り山の景色を眺めることが出来ました。
L型の形状のS様邸。L型特有の、付け根部分にかかる応力に対して、収納を集約させ、
柱をたくさん配置することで、大きな金物に頼らなくても良いN値となりました。
大きな窓のある南面には、1、5m張り出した軒。
屋根の形状から、この軒は高めに設置されているので、暗くならずにしっかりと家を守ります。
外からは一見、それ程軒がせり出しているようには見えないようにしています。
今回は敷地全体にブルーシートを張りました。
それまで畑で使用されていた土地で、完成後も庭で畑を楽しむ予定のS様。
畑の良い土は、雨が降ると泥濘んでしまい、土を現場の内外に引き込んでしまう恐れがあります。
また、畑で使用する際には工事で敷いた砕石が邪魔になりますし、誤って落とした釘や金物が畑に
落ちると大変です。考慮した結果、ブルーシートで敷地全部を養生することにしました。
ご近所にも迷惑をかけず、S様の趣味である畑仕事にも配慮したこの方法は、現場の美化にとても
役立っています。