予定していた研修、予定地が震度6強の地震に見舞われたため、延期となりました。
宿泊先からは大丈夫です、という連絡があったようですが、余震も可能性が0では
ないため、中止ではなく延期、という形でご理解いただいたようです。
もはや日本では地震を始め、自然災害があらゆる場所で発生しうる、という認識が
必要になってきています。
整然と整理されているS様邸。
大工さんには作業はもちろん、現場の美化にも努めていただいています。
結果的にそれは、作業の安全性にも通じるところがあります。
壁の充填断熱であるセルロースを吹き付け、気密シートでしっかりと気密処理を
行いました。
横から見るとパンパンに詰まっているのがおわかりいただけるでしょうか。
セルロースファイバーは断熱材として機能する以外にも、吸音、防虫、
吸放湿、防火などの効果が期待できます。万が一の火災の際、一酸化炭素
を吸ってしまうのが、被害の一番の原因です。
ビルの現場で、溶接の火花が置いていたウレタン系の断熱材に引火して大きな被害が
発生した事故は記憶に新しいところ。
性能値だけで選ばないという理由には、このような考えがあります。
ベージュ系がお好きなS様。外壁、サッシ色、玄関ドアがいずれも淡い色なので
軒裏は少し濃いめの色のサイディングを張り、締まるように配慮しました。
こちらでお勧めした外壁を選ばれなかったので、少し不安もありましたが、張って
みればなかなか上品に仕上がっているのではないかと思います。
写真が逆光ですみません。。