
夏至は過ぎましたが太陽高度が高い時期でも直射が入らないよう、うまくいったS様邸です。

南側の軒は1、5m伸びていますが、屋根の位置が高いため、直射は入らなくても天空光は
得られ、明るいリビングになりました。
隣地との距離を充分に確保したので、冬季は室内に陽が入る予定です。
夏場は直射を遮り、冬場は直射を得る。これだけで結構な光熱費の削減が期待できます。
建築で出来る省エネとは、何も高価な製品、新建材を多用する、ということではなく、
家の形、佇まいを工夫することで出来るものです。そして、「近隣に配慮した」という要素が
加われば、省エネで品位のある住まいが出来るのではないでしょうか。

いつも豆を買っているお店が10月で閉める、と先日伝えられ、さて次の購入先はどうしようかと
思案していたところ、先週たまたま雫石をドライブした際に思い出した喫茶店にお邪魔しました。

ボクはグアテマラ、嫁はブラジル、ムスメはココアをいただきました。
浅煎りから深煎りまで、多種多様な豆がありました。浅煎りの酸味が強い味が夫婦で苦手。
いただいたコーヒーはバランスがとても素晴らしく、ブラジルはかすかな甘みが絶品でした。
そのブラジルの豆を200グラム求めました。元気な豆であれば今後はこちらにお世話になりたいと思います。

デザイン会社さんと打ち合わせで利用させていただいたカフェ。
ロックガーデンの向こうに岩手山が望める、ロケーションが素晴らしいカフェでした。
とある事で店主さんと意気投合。何かを思っていて、それを口に出していれば、いつの間にか
同じベクトルを持った人同士、出会っていくものなんだな、と実感しました。
双方のお店ともに緑が豊かで、庭との相乗効果で建物が映えます。
S様も完成後には趣味である家庭菜園で庭が賑やかに、そしてそれはS様の住まい方が
垣間見える景観となっていくものと思います。
そう考えると、住宅だけで目立たせ、主張する、という行為はいかがなものか、と考えさせられます。