自分は研修や出張であちこち行っていますが、よく考えると家族のことはないがしろにしています。
休日も打合せやゴルフで潰れる事が多いので、以前研修で行ってとても印象が良かった場所に、連休を利用して行って来ました。
宮城に入って高速を途中下車し、道の駅でロイズのお菓子を買い、ソフトクリームをいただきました。
連休とあってかなりの人出。道の駅までは渋滞。駐車場も満杯。買い物もかなり並びました。
甘いものをチャージして再び高速に乗り、山形県は南陽市へ。
大浦葡萄酒へ。最近、国産ワインもとても評価されています。山梨が有名ですが、南陽市も明治からワインをつくっています。
妻に試飲してもらい、お好みのワインを3本。ぶどうジュースを2本求めました。
こちらのお店はとても丁寧に説明していただき、また娘を気遣ってジュースを出していただいたりして、
かなり好感が持てました。停まっていた車は殆どが県外ナンバー。賞もたくさん受賞している、とても評価が高いワイナリーです。
続いては熊野大社へ。
東北の伊勢と呼ばれるこちらの大社。1200年の歴史がある「結び」の神様。「むすび」とは、ものが生まれる力を
いうそうで、「むす」はあらゆる物を生み出す、「ひ」は霊的なことを表すのだそうです。君が代の「苔のむすまで」の、「むす」、も、この意味だそうです。
御手洗は素敵に演出されていました。思わず娘も写真を撮っていました。
その向かいには「イチョウカフェ」という、素敵なカフェがありました。
古い建物ですが、境内の環境に見事にマッチ。ここには奇抜な、先鋭的なデザインは似合いません。
時の積み重ね、が、カタチとなって現れることで全体の雰囲気が形成されています。
茅葺屋根の本殿。日本の建物がいかに屋根を大事にして来たか、屋根に想いや意思が現れているかがわかります。
この感覚がある限り、四角い家は設計しないだろうと思います。
3匹のウサギが彫られていると言われる本殿裏の建物。娘は3匹見つけられたそうです。
大人二人は、なんとなくあれかなぁ、という感じでしか見つけられませんでした。年を重ねるにつれ
想像力を持ってものを素直に見る、という事が難しくなっている事を痛感しました。
いたるところ、落ち葉でこんなお茶目な事をされていました。
歴史ある大社もインスタ映えを意識しているのでしょうか。完成度はかなり高かったです。
帰る頃のイチョウカフェ。やはり暖色が暖かさを演出します。素っ気ない無垢材が、陰影を伴って
暖かみを感じさせる。寒い冬を豊かに過ごすヒントがこちらのカフェに表現されていました。