弊社では、どちらかというと建て替えのお客様が多いです。
打ち合わせなどでご自宅に伺う際、冬季ですとその寒さが身に沁みます。
家の中でもフリースやダウンベストなどを羽織り、ヒートテックを着込んでいる、
そんな生活が当たり前だと思っていた、と、新築で最初の冬を迎えた際にご感想をいただきます。
外の気温を勘違いしそう、と、嬉しそうに笑ってお話しする奥様もいらっしゃいます。
それだけ「暖かさ」というのは北国に暮らす私たちにとっては大事で幸せな事なんだな、と
実感します。
お客様にお見せする提案書が完成しました。
イメージを伝えやすく、なるべく色も忠実に再現するよう努めています。
シャープな印象ながら、しっかりと軒を出し、建物を守る意思と外部との緩衝としての軒下空間を目指しています。
ボクも実家で実際に活用していて馴染みが深い土間空間。対面キッチンで立派なリビングにダイニングテーブルがあり
大きなソファがあり・・・とプランしていくとどうしても大きくなりがち。土間を生活空間でも活用することで
今回はダイニングテーブルいらず。そして小上がりの畳スペースでソファセットいらずな、フレキシブルな空間が
出来ました。それ専門の用途の家具を置いてしまうと、昔の日本家屋では当たり前だった、部屋の使い勝手が制限
されます。家具のために家が大きくなるのも考えもの。
南に大きな窓を設けなくとも明るさは確保できます。実は夏場は南に降り注ぐ太陽光は東西より少ないです。
明るさを望まれる部屋は、東面と西面に窓を設けると朝から夕方まで明るさを得られます。より多く明るさを
求める場合はトップライトやハイサイドライトを設けると尚明るくなります。
求心力のある「場」。今回は薪ストーブです。来年より、弊社では薪ストーブは自社施工とする予定です。
気密、断熱、防水、雪対策。これらに精通していないと安心して任せる事が困難だな、と今までの経験で実感しました。
せっかく住宅は想いを叶えたのに、カーポートは出来合いのものを設置するケースが多いです。
弊社ではご要望があった場合は住宅と一体で考えます。意匠を統一させ、雨雪にあたらずに玄関に
行けるように。また、カーポートの屋根下でバーベキューやDIYにも対応出来るようにプランニングを重視。
ミニマムな住宅では、家の中も、窓の向こうも、視線が遠くまで見渡せると狭さの感覚が和らぎます。
このような検討を経て、ご提案書が完成しました。
さて、住宅事業部では11月20日(水)、21にち(木)と、研修のためお休みをいただきます。
暖かさと外観に寄与する木製サッシの工場を見学して参ります。