

先週の日曜日、翌月曜日と、川崎から八幡平に移住予定のA様ご夫妻と打合せ。
ショールームを2社見学し、計画地を確認。
せっかく来ていただいたとの思いから、少し詰め込みすぎたかもしれません。
とはいえ、水廻りの打合せは大事ですし、生活のイメージがより湧くので、
今回の予定をこなしていただきました。
終わって流石にお疲れになったのか、「少しボーッとしています。」と、奥様。
情報量が多すぎて大変だったと思います。
2日目は予定より早めに切り上げ、山登りの準備へと気持ちを切り替えていただきました。
ボクはといえば、手帳を確認すると、13日からお休み無しで働かせていただいております。
どおりで最近曜日の感覚がわからなくなるわけです。。
もちろん、社員さんたちはきちんと休んでいただいています。
サラリーマン時代では考えられなかった感覚ですが、真っ当に休めるよりも
仕事をしている方がストレスが溜まらない心身になったようです。
唯一のストレスは体を動かせない事でしょうか。

奥中山のT様邸は仕上げ作業へ。
西の縦長の窓からはススキと西岳。
すっかり秋の様相ですが、秋も好きな季節です。
紅葉が盛りになり、やがて落葉し、いつ雪が降っても良いように備える木々。
そんな自然の移り変わりを家の中で感じられ、ご夫婦の何気ない日常の話題になれば良いな、
と思います。
月曜日に栃木県から大谷石が届き、早速火曜日から貼っていただいています。
届いたのは切りたてで、青みがかっていますが、やがて白へと変化します。
T様邸はクロスを貼らず、塗装。そして床は杉の無垢材。
企業戦士として、また家族の生活を支えて無事子育てを終えるご夫婦に、
柔らかく暖かい空間で心地よく過ごしていただけるように内装は考えました。

タイル屋さんが何気なく置いている道具に、何となく風情を感じたので写真に納めました。
本人はそんなつもりはないでしょうけど、職人さんたちの段取り、作業は、見ていて
惚れ惚れします。
何十年と積み上げてきた所作。
大変だろうなと思うところも、文句も言わず難なく成し遂げ、素っ気ないくらい速やかに
現場をあとにする後ろ姿。
ボクは決して真似できるものではありません。