仕上げ工事が進む奥中山のT様邸。
長袖1枚では寒く感じるようになってきました。
それもそのはず、夕方の外気温で20度以下。
一気に秋の様相です。
窓を開け放していますが、窓際で内部は外より少し高め。
大工さん一人と照明で家の中は少し暖かく感じます。
今回の床材は杉の無垢板。
足触りは非常に柔らかく暖かいですが、傷もつきやすいので、養生シートを敷き、
その上にエアが入った引っ越し用のシートを敷き、更に石膏ボードを敷いて
出来るだけ傷がつかないように対処しています。
書籍が多いT様。ホール的な部分に書棚を2箇所。
猫ちゃんが寝室に入れるペットドアも完備しています。
ユニットバスが設置されました。
とてもすっきりとした印象です。今回選んだのはTOTOさんの水廻り。
昨年TOTOさんの知多工場と名古屋ショールームにお邪魔した時に、
改めてTOTOさんのものづくりに感銘を受け、採用しました。
こちらのカウンター下に備えられたのは、除菌水。
床に撒かれる事で常に清潔に、そしてカビの発生が抑えられる事を期待します。
内部土間の大谷石貼りが終わり、外部土間へと進んでいます。
いつもお願いするタイル屋さんは、ゴルフの師匠でもあります。
あれやこれやと言いながらも、手は休めず、そして丁寧。
基準糸を張り、モルタルと工具を巧みに操りながら水平、勾配、目地太さを
同時に合わせていく流れは、いつ見てもお見事です。
内部では師匠の相棒のKさんが石の水拭きを。
生粋の秋田弁で話題豊富。師匠との掛け合いは漫才のようです。
大谷石と天井格子との相性も良い感じになったと思います。
自然素材は、何となくですが目にも優しい気がします。
木、紙、石、土、鉄
そう考えると、昔の家は断熱気密性がなくて、
たとえ寒くても、気持ちが休まる家だったのかもしれません。
古民家に魅かれるのも、わかる気がします。