
岩手山がすっぽりと雲に覆われた日がありました。
まるで蓋でも被せたかのような、稜線に沿って雲が覆っている姿は、初めて見たと思います。

A様邸は基礎工事を行なっています。
所定の厚さの砕石を敷き、神主さんからいただいた鎮物も無事、建物の中心に据えました。
絶対的なものを崇拝するより、万物に神が宿るとした日本。
最近はコロナ疲れからなのか、あまり良いニュースを耳にしませんが、関係業者様、お客様には
常に感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。

基礎工事の傍、弊社職人さんに薪をつくってもらいました。
足場材で棚を組んで、ポリカで屋根をつくりました。
A様の引っ越し予定は10月下旬。その頃の八幡平では既に暖房は使っていると思いますので、
引っ越して忙しない中、薪の手配をするのも忍びない、という弊社社長の気持ちです。
T様邸は屋根断熱工事の真っ最中です。
今回は性能の高い断熱材を使用します。2枚に分け、1枚目は屋根面に遮熱フィルムを貼った断熱材を
並べました。空気層を設け、遮熱効果がある断熱材を敷くことで、夏の暑さが軽減される事を期待します。
断熱工事が終わったらいよいよ仕上げ材です。
全体的に木を利用しているので、今回は杉板を貼ります。
国産杉でしかも無節。杉の節は経年により抜けてしまう事が多いので、勾配天井では補修が大変なため
無節を選びました。
今では貴重で、贅沢な木材だと思います。
T様はお母様も娘さんも、色白美人。
まさか、それに掛けてこの材料を選んだのではないか、と
社長に聞いて・・・ いや、聞けないですね。。
対面を繰り返していく中で、お互いだんだん心が開かれ、新たなお話を聞ける、そんな事が多いです。
T様も工事を始めてから、他にも気になる場所がある事をお伝えいただきました。
山菜をお裾分けした際には、手作りプリンをいただきました。
建てた後でも繋がっていたいと思う立場としては、オンラインよりも直接お会いし、
じっくりお話を伺う事を何よりも大事にしていきたいと思います。
オンラインのコミュニケーションが大の苦手、という言い訳でもあるんですけどね。。