



住宅の設備をお願いしている会社にお勤めだった方の隠れ家に行ってきました。
定年後、趣味で隠れ家をつくっている、という事を伺い行ってきました。
ほぼ廃材でつくられたという隠れ家。
男のロマンが詰まった、宝箱のような家でした。
本人は謙遜されていますが、つくりもとても素晴らしく、廃材のみすぼらしさもなく、
随所にこだわり、または人となりが感じられる家でした。
H,Dソローやコルビジェの別荘を彷彿させる家。
感心すると共に、昔の職人さんは多能工だったな、と思いました。
弊社の大工さんも塗装、左官、床のシート貼り、そして薪割りなど、大工以外の仕事も出来ます。
「この程度を頼むなら自分で」が、経験として蓄積されていく。
貴重な人材が、年齢に伴い、現場を離れていきます。
GDPや経済成長率には現れない、大きな損失だと思います。

薪置き場には鳥がよくやってきます。
きっと薪に冬眠している虫や産みつけた卵を食べにきていると思います。
雑誌では薪を室内に綺麗に並べている写真を良く見ますが、
暖かい環境では虫が春になったと勘違いして動き出すので、
室内に置くのはオススメしません。
ボクもこれでかなりのカメムシを退治しました。
街は早くもクリスマスの装飾やお歳暮を求める方など、早くも浮足立っています。
日が沈むのも早く、暗くなると時間的にはまだ夕方でも、ついつい急ぎがち。
逸る気持ちを抑えて、安全に年末をお過ごしください。