N様邸は暑い中、職人さんたちが奮闘してくれています。
コンクリート舗装が終わり、現在はアプローチを施工中。
玄関タイルと色を分け、日本建築にあった結界を意識しました。
見える配線は郵便受を兼ねたゲートの照明とインターホンのためのもの。
今回は玄関ドア脇のインターホンの前段に、敷地に入り込まなくても来客が
押せるインターホンを設置。
つまり、インターホンが2つあることになります。
プライベートを確保したい場合、知らない方にはあまり敷地内に入ってほしくない
時などに有効であると思い、設置しました。
マンションの共用玄関のイメージです。
アプローチも石1つ分、ずらしています。
これも、古い神社などでは、社殿に対して真直ぐではなく、ズレや折れがある参道だったり、
或いは社殿が参道に対して正面を向いていない造りを真似ています。
親世帯の郵便受兼目隠しも玄関ドアの正面に設置。
敢えて真直ぐ玄関ドアに向かえないような設えです。
沖縄の伝統的民家にもヒンプンという壁が設置されています。
目隠しであり、魔除けであり、ソトとウチとの結界でもある。
交通量、歩行者の多い住宅地では、このような嫌味にならない配慮も必要です。