1 ![]() 紅葉が枯葉になりつつある八幡平別荘地です。 朝夕の寒さに加え、日中の寒さも堪えるようになってきました。 頂の白、中腹の紅葉、そして麓の緑。 季節の移り変わりがグラデーションでわかります。 左官屋さんの鏝さばきに見とれながら、その進捗具合を確認。 建築の職人の高齢化は、どの分野でも深刻です。 今回塗っていただいている職人さんたちも60代から70代。 大ベテランなので仕事は素晴らしく、また年齢を感じさせない仕事ぶりで、 頼もしい反面、この次を担う世代は30代だそうです。 うまくバトンタッチできればと思います。 温風で不快にならないよう、そして建築で調湿をある程度担い、足りない分を補うように 設置しました。 トイレの壁1面に、湿気吸収と消臭効果のあるタイルを張りました。 その効果と共に、落ち着きのある雰囲気を演出するよう、スレートの色を選択。 壁と天井には青森ヒバを張りました。広々と、足を伸ばして入浴していただけます。 今回も大々的な宣伝はしませんが、完成見学会を開催させていただく予定です。 平準化、効率化、住宅会社のアイコンとなるように仕向けられたデザイン。 そういったものと無縁で対極にある当社の家づくりをご覧いただけたらと思います。 ▲
by gda-314
| 2018-10-30 08:34
| 建築
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![]() 最近は良いお天気が続き、月の灯りが明るく感じます。 ![]() 今回は卵の殻が入った漆喰を塗ります。 パッと見は白ですが、良く見ると赤卵の色が細かく鏤められています。 K様邸ではビニールクロスを貼る場所は無く、 床は無垢のフロア、畳。 壁は漆喰、シナベニヤ、桐ベニヤ。 天井は青森ヒバ、レッドシダーで仕上げます。 材料の持つ吸放湿性能で快適な室内環境が整うことを期待します。 仕上げ材で湿気調整なんてできるもんじゃない、なんて言う評論家様もいるようですが、 例えば畳は1枚で500mL分の水分を吸放湿出来ます。 フローリングも無垢材であれば同じように作用してくれます。 そのような方には是非、ヨーロッパ旅行よりも日本の古民家に滞在して 体感していただきたいと思います。 ▲
by gda-314
| 2018-10-24 08:47
| 建築
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見学にいらっしゃるお客様から、
「窓が絵画のようですね」と感想をいただきます。 窓も外見上のカッコ良さだけでなく、あくまで家の中から どう見えるか、視線の先にあるもので見たいもの、見たくないもの、 あるいは外から家の中が見えてほしくない箇所、光や風を導くための窓、 など、様々なシチュエーションを考えて配置するべきと思います。 とはいえ、K様邸はどこを切り取っても良い景色なんですけどね。。 ![]() ![]() ![]() ![]() ▲
by gda-314
| 2018-10-16 08:09
| photo sketch
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![]() 日々赤みがどんどん山から下りてきます。 ![]() 素晴らしい環境でお仕事をさせていただいています。 ![]() 車2台の並列駐車、そしてご主人の趣味の作業スペースで、 結構な大きさです。 ![]() ![]() お天気に恵まれずなかなか進みませんでしたが、いよいよ工事完了を迎えます。 ▲
by gda-314
| 2018-10-15 08:38
| 建築
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![]() 秋が深まりつつある八幡平。 お祭りが目白押しで、紅葉がきれいな時期となっているため、 連休中は渋滞も見られました。 ボクは、紅葉が枯葉となり、お祭りが終了し、冬が訪れるまでの わずかな静寂の時期が最も好きです。 若いときは大勢でワイワイ、が最も好きでしたが、今では孤独と静寂も 捨てがたいという思いも芽生えています。 別棟ですが、防風壁があり、母屋と駐車場との屋根が近接することで 風雨を凌ぎ、厳しい冬でも快適に生活できるようにしています。 雪だけでなく、最近の気象変化にも対応した動線が確保されています。 ▲
by gda-314
| 2018-10-10 08:07
| 建築
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![]() 1枚毎に表情の違いがあり、白華現象している部分もあって、1つとして同じものはありません。 サイディングは「同じもの」でなければ商品として失格なわけで、このような表情は望めません。 特殊な塗料を塗布して、赤味や白い部分、また日陰と日向でも変化に違いがあるため、 一層表情豊かになりました。とはいえ、塗布して1週間程度。 これからさらに変化が出てきます。 窓が少なく暗くなりがちな収納の部屋に、シナベニヤの暖かくも柔らかい明るさで空間が満たされます。 こちらはこれが仕上げとなるため、継ぎ目の目地を合わせるのが非常にシビア。 大工さんはカンナやノミを駆使して加工していました。 芳香剤が苦手な方には最適な材料です。清々しい清涼剤となって御不浄空間が清められます。 こちらも赤味や白味が混在しており、吹き抜けの大空間に表情が出てきます。 タイルを貼るわけではないため、失敗が許されない1発勝負。 職人のコテの跡が見えます。 商品として均質化、平準化した材料を多用せず、職人の手仕事の跡が見える。 そんな要素で出来上がった空間は、おしゃれさや格好良さとは無縁ながらも、 きっと豊かな空間になるものと思います。 ▲
by gda-314
| 2018-10-01 08:00
| 建築
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